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ぼくたちには、やっぱりヒーローがいる

京極堂「下田の里君、君に憑いている牛鬼はね─これを観れば簡単に落ちるよ」
「仮面ライダーディケイド(響鬼編)」

本来であれば別の場所で書いた事柄だが、今回は枉げて母屋でも書き殴る。
3年9ヶ月の時を越えてやっと完結した小説を一気読みした心境。
「仮面ライダー響鬼」が私の中で完結した(全31話)。

響鬼は、ある意味「機動新世紀ガンダムX」同様、複雑な心境にさせられる作品だったりする。
響鬼は二十九之巻のノリで最終回まで迎えていれば、GXは最終回での『事実上のニュータイプ論丸投げ』さえなければ其々今すぐにでもDVDを定価で購入するほど思い入れはあるのだが)

突っ込み所は多いし、オリジナルの役者さんが少なすぎるし、尺の短さからか説明不足の箇所がありまくりだが、それを差し引いても「仮面ライダー響鬼」らしさが溢れ、ちゃんと(オリジナルの)設定を上手く利用しているのは素晴らしい。

師から弟子へ、鬼と化した者と鬼を制御する者、悲劇を乗り越える希望。
『魂』は、ちゃんと受け継がれていた。

あの夏まで、私は黄檗の蟹一枚しか買ってなかった。
好きな作品に対して『あの時もっと貢献していれば…』と言う後悔の念が、今回と前回で再会するまで心の奥底に燻っていた。
観終わった後だからこそ言える「私にとって特別な位置にある作品の一つである」と。

響鬼のようなヒーローは、いつの世でも必要だと思う。

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